腸チフス、ダニ脳炎 予防接種開始のお知らせ2020年2月14日

腸チフス(Typbar-TCV)とダニ脳炎(FSME-IMMUN)の予防接種を開始しました。
いずれも輸入ワクチンとなります。

腸チフスはサルモネラ属のチフス菌による感染症で、汚染された水や食べ物から移ります。途上国で広く流行しており、特に南アジアが危険性の高い地域とされています。当該ワクチンは1回の接種で3~5年の効果があるとされています。

ダニ脳炎はマダニに刺咬されて感染する、中枢神経系の感染症です。中欧、ロシア、中国、韓国、北海道を含む極東地域などで発生しています。回復後も麻痺、頭痛、無気力などの後遺症が残ることがあります。流行地域に滞在する方(特に郊外や森林)は、渡航前に少なくとも1~3週間あけて2回の接種を推奨しています。